在宅勤務 #2 快適で戻りたくない

元々引きこもり気味だったので、在宅勤務が快適で仕方ない。

大学を卒業してから多忙と言われる業界に身を置いていて、

慢性疲労と常に睡眠不足で、体力がなく、感情も薄く、人を思いやれていなかったと思う。

予定が変わることもしばしば、残業も多かったので平日の友人との約束はドタキャンの連続…。

週末はどちらかずっと1日寝て過ごさないと翌週が乗り切れない。


業務量は変わらないのだけど、通勤がないこと、無駄な会話がなくなったこと、嫌いな人たちのコミュニケーションが対面じゃなくなったこと。着る服を毎日選ぶこと、髪型をセットすること。

私にとってはストレスだったことが解消されて、気持ちが落ち着いて集中できている。

とても穏やか。


プレゼンも、目の前にクライアントがいるとどうしても緊張してしまうけれど、視覚として見えないだけでスムーズに行えている気がする。プレゼンが苦手な私は本当にこの環境をありがたく思っている。


自炊なんてほとんどしたことがなく、外食とお惣菜メイン。お米とお味噌汁は作るけど…!

今もそれほど自炊するわけじゃないけど、一度カビを生やして断念した、ぬか床もやってます。

とにかく家から出ないこの生活に「幸せ」と感じてます。

空いた時間に yumicorebodyのオンラインレッスンして、天気が良い日はお布団を干して、掃除して。

人間らしい生活ができている今の自分が好き。

いかに、今まで人間らしい生活ができていなかったか…。


仕事の内容自体は好きだけど、年齢と共に体力の限界を感じることも多く、休めなくてハードで、常に新しいことを考えプランニンングすることは、やりがいと共に消費量もかなりのもの。

在宅になるだけで、これほど楽なものか、と。


フレックスなので、本当は申請しなきゃいけないけど、平日に作業したことにして、休日に作業していたりする…コントロールできとても充実している。

メールや電話、チャットは思考がストップしてしまうので、プランニングだけは、連絡遮断の深夜か休日が効率良い。


仕事の合間に、コーヒーを淹れる時間にさえも幸せを感じるの。

会社で飲んでたネスプレッソの濃いものが好きだったのだけど、自宅ではもっぱらフレンチプレスで丁寧に淹れてる。美味しい。


とても自分に合ってる生活スタイルなのだと思う。

もしくは早々に順応できすぎている…か。後者の可能性もとても高い。


コロナに罹患することは極力避けたいと思っていて、2月末から在宅してるけど4月からはスーパーに行くのも怖くなり、食品配達に申し込みました。(時々ネットスーパーは利用してたけど)

需要が高まり、思うようなものがオーダーできず配達にも日数がかかるようになってしまったので、結局スーパーには行かなければならなくなってます…が。


住宅地に住んでいるので、どんな報道がされようとも、家族連れでスーパーくるし、主婦達はおしゃべりしながら回ってるし、老夫婦は仲良くゆっくり買い物している。ソーシャルディスタンスは皆無ね。道ですれ違う時には、私は、前から人が向かってくれば、右に渡ったり左に渡ったりしてるけど、全ての人は普通の距離も取らずにすれ違っていく。


在宅勤務で、宅配も全て玄関の外に置いてもらってるので、感染する可能性があるのはスーパー、ドラッグストアだけ。混んでるあの状況はとても恐ろしいもの。

豆腐だけとかなら、少しでも人の少ないコンビニで買う方が何倍もマシだと思っている。


在宅勤務になったことで、これまでおそろかにしていた住環境を整えていて出費はそれなりに多いけれど、外出自粛は可能な限り実行できてます。


これまで数ヶ月に1度しか、両親と連絡を取っていなかったけど、状況確認のためこまめに連絡を取り合うようになって、それもよかったことの1つ。


まあ、前職がブラックすぎて、個人携帯を一切見る時間がないくらい、業務を次々こなす必要があった。個人的な連絡する余力なんて皆無だった。会社の携帯と会社のPCを睡眠時間以外はずっと触ってる生活だったからね!常に時間と戦っている凶暴な人間だった。変に、結果を出せていたから、新たな業務もどんどん降ってきて、終わることない無限ループにハマってた。評価されていることと切り離して、新しい条件を勝ち取るのみだと思う。それでも根本原因の改善が見られなければ、辞める一択。


報道されている通り大半の人は、外出自粛でストレスを感じてる方が多いと思いますが、私はまさかの、コロナ前に感じられなかった幸せを感じています。


丁寧に生きる。












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